思いやり

今日は、子どもたちが帰った後に大事件が発生しました。保育園の水槽のまわりに水たまりが・・・水槽内の水を循環させる排水口を子どもがいたずらしたのかな?と思ったのですが、どうやら、水槽の前面下部から、少しずつ水が漏れています。どうやら、コーティング部から水漏れをしているようです。

 

「大変だ!」と心の中で大騒ぎして、水槽の水をポンプで抜きます。そして、魚たちをバケツに移動します。タナゴにモツゴ、フナにドジョウがピチピチと「おいおい何するんだよ!?」と言わんばかりです。

 

魚たちは、屋上の池に放流し、広い環境で過ごすのです。もちろん、のんびり泳いでいると、カメに食べられてしまいます。エサも「もぐもぐタイム」で、毎日食べられません。自分で水草などを食べて生きていきます。

 

ということで、教室内の水槽がなくなってしまいました。水槽の魚は子どもたちの心を癒し、エサやりこと「もぐもぐタイム」を毎日楽しみにしている子どもたちでしたが・・・

 

明日、子どもたちと、今後新しい生き物を飼うかどうするか?話し合ってみることにします。

 

水槽の処理をしながら、イライラとガッカリの気持ちが交錯します。もし、気がつかずに帰っていたら、朝になって60リットルの水で保育園が水浸しになり、水槽には魚の死骸が・・・の最悪を考えると、「これでよし」と気分を落ち着かせ、夜空に映える、「中

秋の名月」を眺めます。

 

それでも、心がざわざわするので、今日は、ある校長先生のステキな話を聞いて、心を洗うことにします。

 

『本物の賢さを身に付けるには、大事なことがあります。それは「思いやり」です。一生懸命に勉強をして、どんなに頭がよくなったとしても「思いやり」がなければ何の意味もありません。一生懸命に努力をして、どんなにお金持ちになったとしても、「思いやり」がなければ、私たちは幸せにはなれません。

 

さて、皆さんは「思いやり」がどんなものか説明できますか。私が考える「思いやり」とは「想像力」のことです。相手の立場を思い描く力です。例えば、何かに困っている人がいたとしたら「私があの人だったら・・・」と自分事として考える力です。そして、自分に何ができるかを考え、行動する力です。

 

そして、「思いやり」は、元からあるものではなく、「力」として学んで身につけていくものなのです』

 

だんだんと、心が落ち着いてきました。(笑)