満面の笑みを見ていない

保育園に自転車で登園する親子が数名います。台風がそれて良かったと言うと、それた場所に住む人に失礼とわかっていますが、ずぶ濡れの保育園親子のことを考えると、ホッとします。

 

それでも、今日は、強い雨となりました。そこで、牛乳パックを使用した「ブンブンゴマ」作りを行いました。本日の保育担当の先生が子どもたちにレクチャーします。すると、小学生がはまりました。「ブンブンと音が出るようにするには・・・」と集中します。小学生が集中すると、年長年中園児も影響を受けます。

 

見事に思った通りの作品が完成すると「園長先生…見て」と子どもたちは満面の笑みで、ブンブンゴマを音を立てながら回しています。

 

そうだ・・・子どもたちの笑顔を見て、ふと思ったのです。「外で、大人の満面の笑みをしばらく見ていないなぁ~」その理由は、マスクをしているからです。

 

今日は、コロナ禍での新しい生活様式をぼやきます。

 

リモートワークは、会社にいるよりもストレスがないし、会議もオンラインで済むのならそれでよいのでしょうが、最近は、それじゃ、やっぱり割り切れない気持ちになる人が多いと聞きます。

 

その典型が、オンライン飲み会でしょうか。私の長女が、緊急事態宣言の期間に、頻繁にやっていましたが、昭和のおやじは、こんなの飲み会じゃない!とぼやいていました。本当に飲みたい奴が集まって飲むのが楽しいのであって、オンライン飲み会は「わざわざがんばって加わる」的な方向になっていたような気がします。

 

今から20年前くらいでしょうか。「勝ち組」「負け組」という言葉が、当たり前に使われるようになりました。当時の「勝ち組」は、「お金」の話でした。しかし、コロナ禍での「勝ち組」は、お金だけでなく「メンタル」も強い人なのかもしれません。

 

なんだか、大変な世の中になってきたような気がしますが、やっぱり、大人も子どもも、「満面の笑み」があふれる世の中に、早くなって欲しい…と願うだけでなく、マスクなしの時ぐらい、笑顔を大事にしたいですね。セキはだめですよ。(笑)