「将来が見えない」と「自殺」

今日も運動会を前にして、全体練習を行いました。最初の競技「みんな元気によーいドン」は、0~2歳児のかけっこです。例年は、まともに走る園児の方が少ないのですが、今日は、ほとんどの園児が、自力でゴールまで走り抜けました。アッパレです。

 

そして、今週末の天気は、快晴で問題なしとはいきません。運動会を行う土曜日は、傘マークで、予備日の日曜日は、なんとか曇りの予報です。スッキリしませんね。

 

最初の東京オリンピックが行われた昭和39年(1964年)に、オリンピックの開会式が10月10日になったのは、過去の統計でこの日が一番「晴れ」の確立が高かったからです。しかし、昨年の2019年に、東京で一番雨が多かった月は、何と10月でした。地球温暖化と関係しているのか、10月に台風が多く現れています。年間降水量の1/3が、10月に降ったそうです。

 

こうして、考えると、10月の運動会は、統計上では、一番雨で中止になる確率が高いということになるのです。でも、統計も吹き飛ばして、予定通りに運動会ができると信じる園長です。

 

さて、コロナ禍の影響か、今年の8月の自殺者数は、前年同月よりも246人も増えたそうです。特に10~20代での増加率が高いとのこと。学校では「コロナいじめ」がはびこり、悶々とオンライン授業を受け続ける大学生の4割に「うつ症状あり」というデータも示されています。

 

若者にとって、見通しの暗さと自殺率は強く相関します。「今後、生活が悪くなっていく」という意識の割合は、自殺率と同じような動きを示します。

 

「コロナ禍で起きた新しい生活を自分にとってプラスに変えていく」と言うのは簡単ですが、そんなに強い人は現実には多くいませんね。

 

「悩み相談があれば、ここに電話をして下さい」が、私の時代の対応ならば、今の若者たちへは、彼らが慣れ親しんでいるSNSを使った相談体制を構築するのがいいかもしれませんね。う~ん「将来が見えない」という気持ちにさせないように・・・大人も頑張らないと・・・。