「今年の漢字」の決まり方

今日はリハーサル2回目・・・子どもたちの調子は絶好調です。0・1歳児と2歳児のダンスは、さらに磨きがかかっています。逆に、寺子屋園児の劇で、セリフが出てこない園児が何人かあって、大舞台での緊張もあるようです。

 

泣いても笑っても、あとは本番あるのみ。ママパパの前で、カッコイイところを見せようと普段以上の力を発揮するか、観客席のママパパを見つけて泣いてしまうか、どうなることやら・・・です。

 

さて、毎年12月12日に「今年の漢字」が、清水寺で発表されますね。12月12日なのは、語呂合わせで「いい字一字」と読むことから来ているそうです。令和2年の今年の漢字は、多くの人が予想した通り「密」になりましたね。では、この漢字一文字は、誰がどうやって決めるのかご存知ですか。

 

清水寺の住職さんが、一気に筆を走らせますが、清水寺の住職たちが相談して決めるのではありません。「日本漢字能力検定協会」が、漢字のすばらしさを伝える目的で、「今年の漢字」を始めたのです。ネットや郵送で発表の約1週間前まで募集し、前日まで集計作業が続くそうです。

 

清水寺の住職にも直前まで伝えられません。そして、字を書くパフォーマンスも、ぶっつけ本番だそうです。意外ですね。これは、1995年「阪神大震災」の年からスタートしたそうです。初回の取材に訪れたマスコミ関係者はたった10人程度だったそうです。今では、大勢のマスコミ関係者が詰めかけ、年末の風物詩になっています。

 

震・食・倒・毒・末・金・戦・帰・災・愛・命・偽・変・新・暑・絆・金・輪・税・安・金・北・災・令・密

 

以上が、1995年から2020年までの25年間の「漢字一文字」です。「金」「災」は、複数選ばれていますね。

 

日本の「漢字一文字」は、海外の漢字圏へ広がっているそうです。中国では2006年からで、台湾でも2008年、マレーシアも2011年から始まっているそうです。平穏への願いを一字に託そうという思いは万国共通ということですね。

 

月並みの質問ですが・・・あなたの今年の「漢字一文字」は何ですか。「鬼」と答える人が多いかもしれませんね。