26年目の朝5時46分

コロナ禍で、報道は少なくなっていますが、阪神大震災が、今から26年前の早朝5時46分に発生しました。私が勤務していた洋菓子メーカーは神戸が本社でしたので、それはそれは、多くの困難を強いられました。

 

関東では、朝のニュースで、関西がとんでもないことになっている・・・と報道を受け、本社に連絡するも、電話はつながりません。私は、予定通り、大宮そごうのバレンタイン特設会場の準備に出かけます。

 

本社がどうなっているか、情報のないままに、チョコレートのディスプレーを淡々と行っていました。この日のことは、今でも鮮明に覚えています。

 

26年経過した今、バレンタインマーケットは拡大を続けています。今年も、ホワイトきゃんばすがあるショッピングセンターの特設コーナーに、バレンタインのチョコレートが陳列されました。

 

バレンタインデーを仕事にしていた私ですが、バレンタインの仕事から離れて、10年が経過しましたが、今でも今年は売れるかな?と気になって仕方がありません。26年前の阪神大震災の時は、「こんな時にバレンタインなんかやっている場合ではない」という風潮に、一時なったものの「神戸には洋菓子のメーカーがたくさんあって、震災で大きなダメージを受けた。チョコレートを買って助けよう」という、世間の温かさに助けられました。

 

そして、今年は、コロナ禍でバレンタイン商戦には逆風が吹いています。テレワークやリモート会議など、会社に出勤しない状況では、バレンタインチョコレートを渡す機会がありません。自分チョコ・友チョコと需要が拡大したものの、やはり今年のバレンタインは、厳しくなることが予想されます。

 

「こんな時だからこそ・・・チョコレートを楽しんで、コロナ禍を乗りきろう!」となってくれることを期待したいですね。