観光ビジネスコースがある高校

ここ数日、1歳児2歳児の園児たちの間で、「ストライダー(トレーニングバイク)」に乗れるようになった園児が増えてきました。私の世代の子育て期には、ストライダーはなく、自転車の練習は、ペダルを外して、やっていました。

 

現在、寺子屋園児19名と2歳児2名が、自転車に乗れるのも、このストライダーでの練習があったからです。慣れないヘルメットを装着して、1・2歳児たちが頑張っています。

 

さて、コロナ禍で、観光業はこの1年大変な状況になっていますが、日常を取り戻した時には、大きなビジネスチャンスが必ず待っています。愛知県立古知野高校の商業化には、全国でも珍しい「観光ビジネスコース」があるそうです。「おもてなし演習」や「観光地理」などを学びます。また、「観光実務」では、朝からホテルや博物館に通い、フロント業務や展示品の案内などを経験します。

 

この高校では、「子どもたちが将来、どのような職に就くにしても、『観光』を軸に地域と関り、地域の魅力を学び、発信する意義は大きい」と考えています。

 

普通学校だけではなく、秋田県立大曲特別支援学校でも、「観光」という教科があるそうです。この学校では、市内にある角館(かくのだて)の武家屋敷を生徒が案内します。角館は、「しだれ桜」も有名ですね。そこで、観光客と県内の特別支援学校の修学旅行の計4回の案内を任されたそうです。

 

観光案内を行うのは、軽度の知的障害を持つ生徒たちです。彼らは、普段は周囲に支えられ、変化の少ない生活になりがちです。そんな生徒たちに、「地域での役割を担い、その一員として生活する態度、資質」を育てるのが狙いだと、担当教諭は語ります。

 

実際に、観光案内を行った生徒たちは、観光地の取材や接客などの経験を重ねることで、見知らぬ人とも関われるようになり、社会人としての素養が育っているそうです。

 

世の中には、サービス業は山ほどあります。保育園も子育て支援という、立派なサービス業ですね。その中でも、ホテルや旅館で実践されている「おもてなし」は、これから社内に出ていく若者にとっては、大きな学びの場であることは間違いありません。