節分 豆まき!

朝から降っていた雨も上がって、子どもたちは、広い屋上での豆まきを行いました。今年の節分は、2月2日です。通常は2月3日ですが、今年の立春が2/3なので、前日が節分というわけです。暦の関係とはいえ、2月2日が節分となるのは、1897年(明治30年)以来124年ぶりとなるそうです。ここら辺の件は、テレビのニュースなどで、何回も聞いていることですね。(笑)

 

そして、節分が商売として注目されるようになったのが、「恵方巻」のおかげです。もともと関西での慣習だったのをセブンイレブンが全国区のキャンペーンに仕立て上げたのが、由来とされています。今年の恵方は「南南東」ですね。

 

恵方巻の売上が、年々アップしていくと、一昨年には、大量の廃棄ロスがマスコミでも取り上げられます。世論が、「もったいない!」「ロスを出さない仕組みへ!」という風潮となりました。

 

保育園のあるショッピングセンターでは、昨年2月3日の「恵方巻」は、売上が前年クリアでロスはゼロという快挙を達成しました。そして、今年も夕方には売り切れていました。売上は、ネット宅配の売上が大きく伸ばしたようです。巣ごもり需要ですね。

 

保育園には、恵方巻を担当するのママがいるのですが、「すっきり!やりきった!」顔で、我が子の迎えに来ました。今年も、ロスなしの気持ちがいい商売ができたようです。

 

さて、子どもたちにとっては、恵方巻よりも、自分たちが作った「世界でただ一つだけの鬼のお面」をつけて、豆まきです。豆を自分の年分だけ食べる律儀な園児はいません。倍以上のマメをモグモグしながら食べていました。ノドに詰まらせないように、先生がゆっくり噛んで食べる手本を見せて、安全に食べます。鬼役の先生も子どもたちにバレているので、「こわ~い!」と泣く園児もありません。

 

来年は、なまはげでも登場させようかな・・・と思っています。(笑)

 

ここで「大豆ってすごい!!」の話をします。古代中国では、生命力の強い「大豆」を信仰の対象として、占いなどに使っていました。日本には、弥生時代に伝わると、日本人も同じように厄除けに利用します。節分は邪気を払って福を招く行事。鬼の目を打つ『魔目』(マメ)、鬼を滅ぼす『魔滅』(マメツ)といった語呂合わせも伝わっています。「大豆」の豊富な栄養にあやかって、『マメ(健康)で達者な」春を迎えませんか。

 

これは、今日の屋上豆まきで使用した「でん六豆」の裏にあった、うんちくです。今日「おいしい!」と豆を食べていた子どもたちが、豆大好きになってくれると、うれしいですね。