答え出ぬ問題、考え続ける力へ

今年は、バレンタインデーが日曜日なので、今日の午後のおやつは、「バレンタインデザート」です。チョコレートやクッキーなど、4種類のバイキングです。プリンや果物が苦手な園児は、何人かいますが、チョコレートはみんな大好物で、あっという間に、すっからかんとなってしまいました。

 

今年のバレンタインは、家族でチョコレート作りが多いと聞きます。保育園でも、昨日は、チョコレート作りをがんばった子どもたちが、たくさんいました。

 

さて、先日の寺子屋「てつがくの時間」についてのコメントが、連絡ノートにたくさんありました。

 

6歳男の子は、おうちに帰って「しあわせとは?」の続きです。ママと、小学生のお姉ちゃんと3人で、たくさんの考えを話し合ったそうです。

 

5歳女の子は、「ママ、○○てつがく大好きなの」の会話が始まり、寺子屋の時間での他の園児の発言をママに報告したようです。

 

6歳男の子は、「ママが怒るのは、僕が好きだからなの?」なんて、いきなり言われたママは、面食らってしまったようです。(笑)

 

「しあわせ」については、もちろん一つの答えなどありません。子どもたちそれぞれが、自分で考えたことが「しあわせ」でいいのです。「生きていくうえでほんとうに大事なことには、たいてい答えがない」とある校長先生は言います。その通りですね。

 

最近では、新型コロナウイルスの感染を巡って、誹謗中傷やネット上での一方的な非難や炎上、フェイクニュースなど、やりきれない思いをした方が多いですね。他者との関係性を二項対立的に見たり、好きか嫌いかと感情的に見たりする傾向が、以前よりも増して、強くなっているような気がしてなりません。

 

学校現場で、多様な児童・生徒と向き合う時に、この校長先生はこう言います。

 

「ひたすら聴く、聴き切る」

「苦しい心の内を語るには『自分が相手の関心の宛先になっている』ことが大きな力になる」

「自立とは、他人との相互依存のネットワークをいつでも使える用意が出来ていること」

 

自立することは、自分だけのことと思いがちですが、他人とのつながりも確立できることなのです。