夫婦で子育てビジョンを共有

いよいよ「渋沢栄一」の大河ドラマがスタートしました。日本近代経済の基礎を作った人・・・渋沢栄一が設立・育成した企業は500以上・・・社会福祉や慈善活動にも力を注ぎ。91歳で生涯を閉じる。これが、私たちが表面上知っている渋沢栄一ですが、ドラマの中で、さらに深く学ぶことにしましょう。埼玉県が…深谷市が…今年は、熱くなりそうですね。

 

渋沢栄一の理念として伝えられている有名な言葉に「論語と算盤(そろばん)」があります。その教えは、「道理にかなう企業活動で社会に貢献し、適正な利潤をえること」を意味します。企業は、利益が出なければ存続できませんが、大切なのは、利益を出しながら、社会に認められる会社であれということです。現代でも、立派に通用する理念ですね。

 

さて、子育てについてのママの言い分です。「夫婦で子育ての意見が食い違う」「夫が話をちゃんと聞いてくれない」と悩むママは多いですね。

 

子どもの健やかな成長を育むには、一番近くにいるママの気持ちに余裕があることが大事です。しかし、子どもは一筋縄ではいきませんので、余裕がなくなる時もあります。そんな時に、パパにヘルプを出したいものです。

 

しかし、男性は、仕事のスタンスを引きずり、「相談されている=解決策を示さなければ」と考えてしまいます。ここは、「ただ話を聞いてもらえば・・・スッキリする」という感じで、パパに伝える工夫も必要です。

 

また、しつけや教育方針に関する考え方の違いもよく聞かれる悩みの一つです。もともと、夫婦は他人ですので、自分が育ってきた環境によって価値観も異なります。ママが我慢する・・・パパが我慢する・・・では、どちらか一方にストレスがたまってしまいます。ここで大切なのは、「子どものために最も大事なことは何か」という、子育てビジョンを夫婦で共有することです。

 

夫婦の価値観をすり合わせることは難しいですが、真ん中に「子ども」を置くことで、歩み寄ることができるのです。そして、そんなパパママの姿を子どもが見ることで、「思いやりの心」が育つのです。