保育の質「見える化」で向上

今日の保育園、屋上では木登りに子どもたちは燃えました。大きく太い幹となったビワの木に、4歳男の子が「登りたい!」と言ったことをきっかけに、続々と木登りにトライする園児たちです。地上2メートルの高さまで、登りきります。

 

私が子どもの頃には、裏山に銀杏の大木があり、高さ15メートルくらいまで、スイスイ登って遊んだものです。今の子どもたちは、なかなかそんな環境がありません。今日は、木登りを純粋に楽しむ子どもたちの姿を見て、うれしかったですね。

 

そして、寺子屋の時間は、「50メートル ストライダーレース」を行いました。予選決勝と行い、優勝した園児は年長男子ですが、準優勝は、年少園児でした。年少園児に負けた年長・年中園児は、悔しさで、心がメラメラしています。明日の屋上遊びでは「リベンジだ!」と大騒ぎです。(笑)

 

さて、最近は、「保育の質」を高めるために、いかに「見える化」を行なっているかが、問われるようになってきました。

 

ある保育園では、「回転すしごっこ」で工夫しながら遊ぶ様子を保育士がデジカメに撮影し、その様子について、コメントを添えた画像を廊下に貼り出して、園児や保護者、同僚の保育士らに公開したそうです。今までは、保護者に対して、連絡ノートへの文字情報が中心のフィードバックとなっていました。

 

このように、保育園での子どもたちの活動を映像化することによって、「子どもと保育者・保護者と保育者・保育者同士などの対話を促し、子どもが自身の活動を自覚することもできる」ようになったといいます。

 

保育園ホワイトきゃんばすの「見える化」は、何と言っても、毎月の保育園活動のDVDです。園長の撮影中に、子どもがちょっかいを出すので、ブレてしまうこともありますが、保護者にとっては、大きな楽しみの一つになっています。たいがい、親子で見る家族が多いのですが、DVDを見ながら、我が子が友だちの名前を教えてくれたり、「この時は○○だった」と詳しい解説もするそうです。中には、数年前のDVDを子どもが見たがるそうで、それを見ながら、親としては、ただ小さくてかわいい・・・だけではなく、我が子の成長の足跡を感じることができるのです。

 

「うちの保育園は、保育の質を向上させるために○○」と説明することも大事ですが、「見える化」なら、百聞は一見にしかず・・・ですね。

 

ホワイトきゃんばすは、保護者へのサービスとして開園後すぐに、DVDでのフィードバックを始めましたが、保育園としても、保育活動を映像で記録することは、大切なことです。映像を見ながら「来年は、このように改善しよう」と、保育の質の向上にもつながるからです。

 

今年の4月には、保育園ホワイトきゃんばすのある、さいたま市西区に多くの保育園が開園します。異年齢保育や寺子屋の取組み、屋上での充実した環境においては、決して負けることはないと思っていますが、DVDを通じての「見える化」で、保護者との共有をさらに強化していきます。