新解釈「学校用語辞典」

今日の体操教室では、「逆立ち大会」が行われました。足を壁につけた状態で、誰が一番長く逆立ちをしてられるかを競います。そこで、予想外のことが起きました。年長園児の対決です。優勝したのは、本命でも対抗でもなく、大穴の園児です。お世辞にも、彼は、運動能力が優れているわけでもないのですが、余裕で優勝です。

 

腕の力が強いことは、園長とのプロレスごっこで実証されていましたが、逆立ちに効果が出たようです。驚きと賞賛の拍手が鳴り響きました。なんだか、とても嬉しい気分になりましたね。

 

さて、今日は、元全日本中学校校長会会長の岩瀬さんが、ブラックユーモアたっぷりの「学校用語辞典」を作りました。鋭い指摘に思わず「その通り!」と頷く内容です。いくつか紹介します。

 

「教育」・・・人が人を教える崇高な営みだが、運用を誤ると狂育・凶育・恐育等々に転化するので要注意

 

「教育委員会」・・・学校のためなら労をいとわず努力してくれるが、時々丸投げしたり、はしごを外したりすることもあるので要注意

 

「学校経営方針」・・・年度の初めに校長が出す、難解な教育用語を散りばめた自己陶酔の文書

 

「主体的・対話的で深い学び」・・・講義中心の知識注入型を脱した授業改善の一環。『とっくの昔からやっているのに何をいまさら』と冷ややかに見つめるベテラン教師は多い

 

「働き方改革」・・・業務内容の削減と教職員定数の増加が改革の基本と誰もが分かっているのに、なかなか実行できない政策。しかし、「このご時世に働けるだけ幸せと思え」との厳しい声もある

 

「あだ名禁止」・・・男女関係なく友人をさん付けで呼ぶことが推奨。先生にあだ名を付けるというひそかな楽しみも、やがて消えゆく学校文化になるのか。

 

「初任者研修」・・・「事件は会議室で起こっているのではない!」と叫んだ、現場第一主義の湾岸警察署A刑事の気持ちが分かる時間

 

「少人数学級」・・・財務省が難色を示す中、積年の教育界の悲願が達成。次は絶対、中学校に!

 

どうですか・・・独断と偏見と笑っていられないような図星の指摘ですね。

つづきは、明日・・・