新解釈「学校用語辞典」つづき

今日の夕方は、子どもたちの自主的な雑巾がけで、保育園の床がピカピカになりました。子どもたちは、鬼ごっこを大好きですが、教室内で走りまわるのは危険なので、雑巾がけをしながらの新ルールを小学生が考えたようです。(笑)

 

さて、新解釈「学校用語辞典」の続きです。今日は、コロナ禍にかかわる用語をピックアップします。

 

「新型コロナウイルス感染症」・・・万物の霊長であると思い込む人類への天からの警鐘か。大人たちの「生きる力」を子どもたちはじっと見ている

 

「正しく恐れる」・・・対応の大原則。しかし、専門家の意見など情報過多・氾濫で、何が正しいのか分からないことだけは正しいことが分かった

 

「緊急事態宣言」・・・政府から発令されたが、かつて校内暴力が吹き荒れた頃は校長の専権事項であった。この時代を知る教員は「警察に相談できないのはつらいけれど、いつか夜明けは来る」と後輩教員を励ましている

 

「手洗い・うがいの励行」・・・感染予防とともにインフルエンザの流行を抑えるという副次的効果も実証された。学校教育の社会貢献が少しでも認知されたことに教員は安堵

 

「マスク着用の無言給食」・・・新しい生活様式の一つ。給食当番だけだったマスク必着が全員に広がり、無言の給食風景=黙食は禅道場での修行を思わせる

 

「アベノマスク」・・・政府が感染予防の切り札として、全家庭に配布したマスク。しかし、市中で着用する姿はほとんど見掛けず、各家庭は「コロナ騒動の思い出」として大切に保管していると思われる

 

「全国一斉休校」・・・所掌する文科省や各教育委員会を飛び越えて出され、人々に「総理のご意向」の偉大さを知らしめた。しかし、最大の被害者は子どもと家庭である

 

「オンライン授業」・・・オンラインゲームに親しむ子どもには抵抗なく受け入れられたが、チョーク1本で勝負してきたアナログ教員にとっては荷が重い

 

最後にコロナとは関係ありませんが、笑いをどうぞ・・・

 

「忖度(そんたく)」・・・・官僚社会では上司や政権への忖度は当然視。「本校の教員も少しは見習ってほしい」と嘆く校長も少なくないという