梅から桜へ

今日は、今年度最後の体操教室でした。年長園児にとっては、最後の体操教室です。ちょうど3年前に、保育園のカリキュラムとして体操教室がスタートしました。保育園がある3Fフロアに、クラブネイス体操教室が開校したのがきっかけです。

 

年長園児は、3年間体操教室に通い、合計8人の体操の先生と関わってきました。親以外の大人との関わりでいえば、保育園の先生・他の園児の保護者がありますが、この体操教室の先生たちとのかかわりも、子どもたちの成長につながっています。年長園児6人は、最後の体操教室を楽しみ、体操の先生からお手紙をもらいました。うれしいですね。

 

さて、桜の開花宣言が全国で始まっていますね。現代の「花見」とは桜を愛でることですが、平安時代よりも前は、「花」といえば梅でした。現在の京都御所、平安京成立の頃は、桜ではなく梅が植えられていたそうです。ところが、9世紀の半ば頃、この梅が枯れてしまい、代りに桜を植えたそうです。

 

なぜ再び梅を植えなかったのか。それは、中国から離れて、日本の文化を打ちたてようという気運が高まっていたのです。中国文化に根差した梅の代わりに、吉野にある桜を植えたと伝えられています。それから1200年ほどたった現代まで、日本人は桜を愛してきたのです。

 

来週は、年長園児の「わくわく食育教室」「お別れピクニック」そして、「卒園式」とイベントラッシュですので、保育園のお花見は、3月30日に行います。満開が過ぎているかもしれませんが、桜の花びらが舞うのを楽しもうと思っています。子どもたちは、桜の花びらを集めるのが大好きです。

 

ソメイヨシノの特性は、他の多くの花と異なり、枯れてから散るのではなく、生きたままきれいなまま散ることです。まさに、いっせいに咲き、いっせいに散る姿が感動的ですね。コロナ禍で今年もお花見は自粛ですが、桜の花はいつも通り咲いています。自分なりのお花見を楽しみたいですね。