「かざぐるま」で遊ぶ

今日の屋上遊びは、「かざぐるま」を楽しみました。今の子どもたちは、風車で遊んだことなど、ほとんどありません。お祭りの屋台でも、最近は見かけなくなりました。

 

実は、保育園の近くの交差点で、大宮西小学校の通学児童を見守る「交通指導員」の男性が、手作りの風車を園児全員へプレゼントしてくれました。風車を持って走りまわったり、自転車のハンドルに固定して、風車をビュンビュン回しながら走る園児もいました。少し風があったので、自然に風車が回って、子どもたちは大喜びです。

 

さて、「交通指導員」をご存知ですか。よく、警察官に似た制服を着て、小学校などの通学時間帯に、交差点などの危険な場所で、子どもたちを守ってくれる人です。見かけたことがあると思います。

 

4歳男の子が、保育園への登園途中に、この交通指導員に、毎朝元気に「おはようございます!」とあいさつをする関係を作ってくれたおかげで、今回、ホワイトきゃんばすの園児たちに、風車を手作りしてくれたのです。4歳男の子は、「けいさつのおじさん」と呼んでいますが・・・(笑)

 

今回、風車を作ってくれた、交通指導員のAさんは、雨でも雪でも台風でも、学校がある日には、休まず、毎朝子どもたちを見守るそうです。かなり大変な仕事です。それでも、子どもたちの「おはよう!」の声に、一日の元気をもらうそうです。

 

中学生になって、制服姿でAさんの前に現れた男子生徒が、「6年間、僕たちを守ってくれてありがとうございました。おかげで、中学生になりました。これからも、後輩たちをよろしくおねがいします」と言われた時には、うれしくて涙が止まらなかったそうです。

 

Aさんは、さいたま市の非常勤の公務員という立場で、交通指導員を行っています。ボランティアではありませんので、わずかですが、給料も支払われます。私が、前にPTAに関わっている時の知識では、1日2000円です。

 

でも、お金じゃないですね。小学生を持つ保護者には、是非ともお願いしたいことは、我が子に、交通指導員や旗振りの保護者に対して、元気に「おはようございます!」のあいさつを必ずするように、話をしてください。この一言で、交通指導員の子どもたちへの思いが、さらに大きくなるのです。

 

ホワイトきゃんばすは、ショッピングセンターの中にあるので、地域とのコミュニケーションを広げることが、課題の一つです。今回は、子どもたちのために働く、交通指導員とのつながりができ、少しずつ、地域とのかかわりを広げていきたいですね。