アンネの日記

アンネの日記といえば、私が中学時代に、読書感想文の課題図書であったり、何度も読んだ思い出深い作品です。

 

アンネフランクは、ユダヤ系のドイツ人ですが、第二次世界大戦中に、あのヒットラー、ナチスのユダヤ人狩りと言われる弾圧を避けて、父オットーフランクの職場であるオランダのアムステルダムの隠れ家に2年間潜んでいました。

 

その時に書いた日記が、15歳のアンネの日記です。

 

他の家族との8人の共同生活だったのですが、オランダがドイツに占領されると、オランダでもユダヤ人狩りが始まり、心ない密告者によって、ゲシュタポに逮捕され収容先で病死しました。

 

いまだに、密告者は不明だそうですが、8人のうち、戦後までただ一人生き延びた父のオットーフランクによって、このアンネの日記が公にされました。

 

世界60カ国以上で翻訳されて、多くの人々に読まれました。

 

15歳の多感な少女が記した、人間関係、喜怒哀楽、恋愛・・・背景には、戦争による理不尽な隠れ家生活があるので、このアンネの日記を通じて、戦争や人種差別の問題を多くの若者が考えるきっかけになったと思います。

 

ちなみに、今の若者は読んでるかな?私の長女(大学1年)は読んでいましたが、長男(高2)と次女(中2)は読んでませんでした(残念!)

 

さて、アンネの日記を話題にしたのは、言うまでもありません。杉並区を中心に、各地の図書館で、アンネの日記に関する本の破損被害が続出しているからです。

 

犯人は、まだわかっていませんが、破損行為には大きな怒りを覚えるものの、これを機会に、あらためてアンネの日記を読む若者が増えればいいと思っています。

 

犯人像は、心理学者などが予想していますが・・・

 

そうだ。杉下右京さん、教えてください。(笑)