春日部市の給食

保育園ママに、小学校の学校給食のお仕事をしている栄養教諭さんがいます。給食費という予算の中で、栄養のこと、子どもたちが完食してもらうこと、などなど様々なことを考えて献立を作ります。今週は、学校給食週間だそうです。


学校給食週間に、各地で学校給食の理解や関心を深めるために様々な取り組みが行われるそうです。そして、文部科学省は全国で30校の「学校給食優良学校」選びます。給食の充実化に取り組んだ学校が選ばれるのですが、埼玉県春日部市内の小学校は、この7年間で6校も受賞しているそうです。


春日部市は、地場産の農産物を使用したり、食に関する授業の実践、PTAの研修会の実践など、学校が家庭と地域と一体となって、子どもたちの食育を進めるという地道な取り組みが評価されています。


「家庭の料理は洋風化してカレーやハンバーグなど脂肪分が多くなりがち。給食ではバランスのとれた和食の重要性を学んでもらう。家庭を学校が補完するのです。仕事は給食献立づくりだけではない。保護者と児童に一緒に『おにぎり作り』をしてもらうよう指導するなど、家庭とのきずなを築くのも大切な役割」と栄養教諭は語ります。


家では好き嫌いが多いのに、保育園や学校では完食するというのは、よくあることです。「みんなでいただきます!マジック」と勝手に呼んでいるのですが、子どもたちが一堂に会して食事をするということは、栄養面と合わせてとても大事なことです。素敵な会話もたくさん生まれます。食育プラス食楽が保育園の永遠の課題ですね。