昭和の指導法

ゴールデンウイークがスタートしました。ひとくくりに大型連休と言ってしまいますが、今日は「昭和の日」と名前がついています。昭和64年1月に、当時の小渕さんが「平成」の新年号を発表し、昭和から平成となったのですが、今年は平成27年ですので、日本人のほとんどが、昭和生まれというわけです。


さて、昨夜は、元会社の同期と販売職の元スペシャリストと3人で飲んだくれたのです。この販売のスペシャリストは、まだ私が若き営業マン時代に、やる気満々の新人で

「話があるのですが、時間作ってください」と初日に言ってきました。


すると、「店長の仕事ぶりが納得いかない。店長ならこうあるべきだ・・・」と延々と持論を熱く語ります。この日は、聞き役に徹していたのですが、ちょうど、新店オープンの話があり、数日後「○○さんわかった。来月から○○店の店長をお願いする」と辞令を出しました。


そこから、彼女のサクセスストーリーが始まります。担当するすべての店舗の売上を驚異的にアップさせたのです。当然、自分ひとりの力だけではできないので、部下指導を徹底的に行うのです。それは、まさに「昭和の指導法」です。極端な言い方をすれば、店長のやり方や考え方に惚れ込むか、ついて行けなくて辞めるかどちらかです。(笑)


そして、退職した今でも、弟子たちに信頼される「師匠」として、新しい仕事を頑張っています。彼女のスパルタ式指導法を今の時代には合っていないといって、批判する人も多くいました。しかし、彼女のもとで育ったメンバーは、みな「自分で考えて行動する」ことができる人材に育ちました。


部下やスタッフを指導する手法は、人それぞれでかまいませんが、最後は、自分で考えて、自分で答えを出せる人材になればいいだけのことです。あまり複雑に考えてはいけませんね。


彼女は、当時まだ少ない女性の管理職となりました。組織としてきちんと評価されたわけです。彼女は、若き頃に店長をさせた私を師匠と言ってくれますが、私よりも売上を作ることに長けている点では、全然かないません(笑)


保育園の子どもたちの中には、リーダーシップを取るタイプもそうでないタイプも様々です。ただし、自分の考えをしっかり持って、ほかの園児に影響力を与える人材に育てていきたいですね。