小学生相手に中学生が寺子屋

今日は台風が本州上陸ということもあり、朝から強い雨です。教室内にて、折り紙で新幹線の制作をしました。新幹線の車両を作ったあとは、車窓から見える風景を想像して、子どもたちには絵も描いてもらいました。4歳女の子が、素敵な虹の絵を描きました。すると、夕方、保育園の窓から大空に本物の虹を見ることができました。4歳女の子は、このことを予知していたのかも知れません。(笑)


6月に3歳になった2歳児の女の子・・・昨日もママに「どうして寺子屋になれないの?」と質問があり、「お手伝いをいっぱいしたい!」そうです。

 

ホワイトきゃんばすの寺子屋は、3歳児以上の寺子屋さんの活躍の場だけではなく、来春寺子屋になる2歳児にとっても、あこがれの存在でもあります。

 

さて、神奈川県藤沢市にある善行中学校で、この夏休みに「寺子屋善中教室」として、中学生が小学生4年から6年生を相手に、寺子屋を行ったそうです。


教える側の中学生は、自分が理解しているからといって、うまく教えられるとは限らないと苦戦する生徒も・・・。そんな中で、試行錯誤しながらも、小学生に分かる方法を考えます。


参加した小学生は「学校で習っていないところでも、優しく教えてくれて分かりやすい。中学校を知る勉強にもなる」と話します。


中学校の優しいお姉さんが、小学生のわんぱくたちを教えるシーンを思い浮かべるだけで、嬉しくなりますね。この中学校の校長は、「二言目に『できない』という生徒が増えた。」と生徒たちの自己肯定感が低いと実感していたそうです。そこで、単に学力向上だけでなく、「楽しい授業」だったり、生徒が人のために活躍できる場を作ろうと考えたことの一つが、この寺子屋だそうです。


保育園の寺子屋でも、6歳の女の子が3歳の園児たちを教えるシーンは頻繁にあります。タテの関係が、ここでは、大きくプラスに働くのです。素敵な学び舎ですね。