世界のユニークな学校②~イエナプラン~

イエナプラン教育は、ホワイトきゃんばすの異年齢保育の考え方の参考となった教育内容でもあります。ドイツのイエナ大学で考えられた学校教育です。子どもたちを、根幹(ファミリー)グループと呼ばれる異年齢のグループにして、クラスを編制したことに大きな特徴があります。

 

ドイツで生まれたものの、現在はオランダで普及しています。オランダ国内では、約220校のイエナプラン小学校があるそうです。4歳児から12歳児までの9学年を3学年ずつの異年齢グループにします。一番下の異年齢は、4歳児から6歳児となるので、日本で言えば、4歳児(年中)から6歳児(小学校1年生)の異年齢グループです。

 

ホワイトきゃんばすの寺子屋は、3歳児から5歳児ですので、ほぼ同じ年齢です。

 

オランダでは、6歳児が終わると、7歳児~9歳児のグループに。9歳児が終わると10歳児から12歳児のグループに進学します。子どもたち同士で教えあう関係をつくるのが狙いです。教室は、リビングルームのような環境づくりがされ、家庭的な雰囲気の中で、自由にゲームや学習を行います。子どもの自主性を尊重するので、時間割は、1週間の時間割を自分で作るそうです。

 

その他は、ホワイトきゃんばすの異年齢保育と同じように、違いを受容する考えや3学年にわたる様々な人間関係から多くのことを学ぶようになります。

 

子どもの教育環境が世界で1番とランクされた国は、オランダです。当然、イエナプラン教育がベースにあることは言うまでもありません。2010年に、日本イエナプラン教育協会が発足し、ようやく日本でも、イエナプラン教育の考え方が広がりつつあります。

 

早く、日本にもイエナプラン小学校が開設されることを願います。理想は、3歳児(年少)~5歳児(年長)・小学1年~3年・小学4年~6年の9学年一貫の学校ができるといいですね。