PTA委員に立候補続々

少子化が進み、共働き世帯が増える中、非効率なPTA活動が敬遠される動きが、最近では顕著になってきました。

 

ホワイトきゃんばすの職員は、PTA会長経験のあるおやじ園長だけでなく、副会長経験者が2人、現役の副会長が1人、本部執行委員経験が1人と、PTA活動のほとんどを知り尽くしています。そして、全員PTA活動を通じて、多くのものを得たと思っています。

 

しかし、PTAは、「Parent Teacher Association」の名前のとおり、親と教師による子どもたちへのボランティア団体という、意義ある活動のはずなのに、多くの時間がとられる非効率な活動というレッテルも貼られているのです。

 

そんな中、川崎市のある小学校では、PTA会長自ら改革に乗り出し、今では役員決めも数分で終わるそうです。

 

まず、全世帯を対象にアンケートを実施します。「委員長はやりたくない」という消極的な意見がある一方、9割が「PTAのボランティアはやりたい」と答えたそうです。つまり、子どもたちのための活動を全く拒否しているわけではないという結果を受けて、様々な改革を行ったそうです。

 

選挙や推薦方式の変更や委員選出を前年度の3学期に前倒しをする。PTAのお知らせは、子どもに持たせるプリントではなく、メールに変更し、母親だけでなく父親のアドレスにも送り、父親のPTA参加を促したそうです。

 

ベルマーク整理や郊外パトロール活動では「作業をしながら友達作りができます」とPRするなど「活動へのハードルが下がり、保護者が気軽に参加できるようになった」そうです。

 

こうして、改革に成功する学校のPTA活動は、やらされているのではなく、主体的な活動と言えます。PTA活動に限らず、様々な活動も「やらされている感」では、前には進みませんね。

 

ともあれ、PTA活動が、意義ある活動として、保護者に認識されるよう、時代に合わせて、進化してもらいたいですね。