意味ある「手抜き」

今日は、屋上で大事件です。「園長先生たいへんだ!真っ黒の大きなイモムシがいる!」と子どもたちが大騒ぎです。先ほどまで、かわいいアオムシを観察していたので、そのギャップに驚く子どもたちです。

 

正体は、「スズメガ」の幼虫です。アオムシはほとんどの園児が触れますが、スズメガには、みな腰を引くありさま・・・(笑)「ワー!キャー!」の悲鳴が響きます。5歳男の子が、勇気を出して、土のある場所へ移動しました。春には、大きな蛾になるでしょう。

 

さて、今日は、夫婦の一週間の平均家事時間の各国の比較です。日本は、合計家事時間も妻の負担率も一番高いという結果です。

 

日本     妻24.9時間 夫3.1時間 合計28時間

韓国     妻20.9時間 夫6.2時間 合計27.1時間

アメリカ   妻13.9時間 夫6.8時間 合計20.7時間

フランス   妻11.3時間 夫4.3時間 合計15.6時間

スウェーデン 妻13.5時間 夫8.5時間 合計22時間

 

パートナーのいる、25~54歳女性の回答結果ですが、日本は、家事の9割を妻が担っています。スウェーデンでは、妻と夫の家事分担比率が「3:2」です。男子厨房に入ることも当たり前の国ですね。

 

欧米では、そもそも家事にかける時間が、日本よりもずいぶんと短いですね。これらの国は、朝食はとても簡素で、子どもの弁当に手間をかけるようなことはないそうです。日本のママが作る「キャラ弁」を見せると、「これを毎日作るのか!?」と目をむいて驚くそうです。

 

平日のおかずは冷凍、こまごまとした洗濯物は畳まないなど、適度に「手抜き」をするのが欧米流です。日本の場合は、家事に求めるレベルがあまりにも高く、男性がそれについていけないことも、分担率が低い理由の一つと言われています。

 

日本人は、今までこうやってきたから・・・と、過去のやり方を大事にするところがありますね。「もっと、こうしたら、時間を節約できる・・・」がなかなか進まない民族でもあります。

 

こだわりの手の込んだ料理を作る時は、どんなに時間を使っても楽しい時間になりますが、毎日のことは、「時短」「手抜き」の術を日本人はもっと実践してもいいのかもしれませんね。