個人書店 光る個性

昨日の「わくわく食育教室」を体験した年長園児は、「おにぎりつくる!」と、さっそく効果が出ているようです。保護者の意識も高く、今日は、おにぎりの具材をばっちり準備して取り掛かるおうちもあります。

 

年長以外の園児は、昨日は、トイレットペーパーの芯を使用した廃材工作で、「マラカス」を作りました。これが、子どもたちには大好評で、今日の連絡ノートでも、「マラカスの作り方解説が始まった・・・」「マラカスを解体して、中からマカロニを出して、チョウチョだよ・・・」などたくさんのコメントがありました。自分で作ったおもちゃというのが、子どもたちの心をくすぐったようです。

 

さて、今日は本屋さんの話です。「本を読まなくなった」「ネットで簡単に買える」などの時代の流れの中で、現在、全国の書店数は約1万軒で、20年前の半数に激減してしまいました。

 

しかし、最近では、地域の書店文化を守る取り組みが広がり、若い世代を中心に小さな個性的な書店を開業する動きが目立っているそうです。個人書店は、2017年くらいから、年間30軒程度開業しているそうです。

 

出版に関係のない人物が開業するケースが多く、若い世代が、文化の発信の場である本屋を守りたいという人が増えています。個人書店の多くは、店舗での本の並べ方やツイッターなどを通じて本の魅力を発信します。店主が選ぶ本のセンスなどに共感する客が地元以外からも訪れる・・・といったパターンです。

 

私は、購入する本が決まっている時は、ネットで購入してしまうことが多いですが、購入目的がなく、本屋をブラブラするのが大好きです。そこで、見つけた一冊は、まさに宝物ですね。

 

テーマを絞ったこだわりの専門店もあるそうです。猫が登場する本を集めた書店では、新刊を中心に4000冊ほどあって、保護猫の「店員」が3匹います。猫に役立つ仕組みにしたいと、売上の10%を保護活動をする団体に寄付しています。

 

小さな書店で、店主と本の魅力を共有する時間・・・なんだか、ホッとします。本屋はただ本を買う場所ではなくて、社会での役割を意識する個人書店が増えているのは、うれしいですね。新たな居場所にもなります。本屋像が、どんどん変わっているようです。