探究の対話

さいたま市内の保育園が、コロナウイルス感染に伴い、次々と休園に追い込まれています。行政からは、保護者への「自粛要請」が書面にて通達されました。しかし、仕事を休むことができない保護者はたくさんいます。また、テレワークでも子どもがいれば、仕事にならないことは、この2年間で実証済みです。そんな中でも、自粛要請にご協力いただいた保護者もあり、本当にありがたく思っています。

 

もちろん、お仕事が休めない保護者は、今まで通り、お子様を預けてください。保育料もきちんといただいておりますし・・・感染リスクは、自粛の園児が多くなってもゼロにはなりませんので、今まで通り、感染対策を行って子どもたちと保育園を盛り上げていきます。

 

医学的根拠はわかりませんが、保育園ホワイトきゃんばすは、寒かろうが、北風が吹いていようが、屋上の外遊びが基本です。子どもたちは、寒さの中で、呼吸気管などが鍛えられ、感染に強い体になっているような気がします。園児と職員の感染ゼロをこれからも続けられるように、粛々とやっていきます。

 

さて、宮城教育大学を中心に、仙台市や白石市などの宮城県内の小中、幼稚園、保育園では、「探究の対話」という取組みを実践しているそうです。具体的には、聞くこと、考えること、話すことを大切にする活動で、自分の思いを言葉にしたり、友だちの話をよく聞くことを目的にした取組みです。

 

ある幼稚園の年長5歳児の例です。ある日、園近くのコンビニエンスストアが閉店したことから5歳児の話題となり「どうしてコンビニエンスストアは閉店したんだろう?」という問いで、「探究の対話」がスタートします。

 

「お客様が来なくなったから」という子どもの発言に対して、ファシリテーター役の保育者は「お客さんが来なければ店を閉じてもいいの?」と尋ねます。「いつまでも来ないお客さんを待っているのは無駄」などの発言が多い中、「いつかお客さんが来るかもしれないから、そのために開けておく」という意見が出てきます。保育者は、違う考えを話してくれた子を認めます。

 

この幼稚園では、「自分と同じ考えを持つ友だちがいること」「違う考えを持つ友だちがいつこと」に気付き、「友だちの話をもっと聞いてみたい」「自分の考えを伝えたい」という思いを持ってほしいと考えています。もちろん、ファシリテーター役の保育者の対話スキルも重要です。そして、「探究の対話」を実践することで、自分の思いを伝えたいという子どもや自信を持って発言する子どもが増え、子どもたちの「聞く力」が育っているそうです。

 

ホワイトきゃんばすでも、寺子屋での「てつがくの時間」で、大人が考える以上に、子どもたちの会話が深いことを経験しています。私たち大人は、子どもたちから出てくる「ワンダー(不思議に思うこと)」を問いにすると、対話が盛り上がります。普段の会話の中でも、親子の会話の中でもできる内容です。

 

どうですか・・・「探究の会話」実践してみませんか。