キャンプ1回で子どもは変わる

今日は七夕ですね。年長園児は、先日のプラネタリウム鑑賞会で、織姫と彦星の物語を学んだので、「今日はお天気で良かったね」なんて言っています。そして、給食とおやつは「七夕スペシャル」です。カレーライスに、星や笹の葉や五色の短冊をイメージしたトッピングです。おやつは、生クリームケーキの上に、星形のクッキーやチョコレート、ゼリービーンズなどを自分でトッピングです。おかわりラッシュとなりました。

 

さて、今年度はコロナ禍で中止となっていた、学校行事などが復活しています。今日は、信州の青少年自然の家の話です。

 

ファミリー向けの教育事業が復活し、テント泊や野外炊飯などが行われたそうです。キャンプの最後に、ニジマスのつかみ取りを行い、捕まえた魚を自分でさばいて炭火で焼いて食べるというプログラムだそうです。

 

高校教員から、この青少年自然の家に赴任してきた教員は、「たった1回のキャンプで何ができるのだろう?何が変わるのだろう?」と思っていたそうです。

 

ところが、ある小学生の男の子が魚を丸々2匹食べ、さらに「おかわり!」を言ってきたのです。その男の子は、普段は「魚は嫌いだから、家では全然食べないよ」と言うのです。そして、「この魚は自分で捕まえて、自分でさばいて、自分で焼いたから、せっかくだし食べてみようかなと思って・・・そうしたらめちゃくちゃおいしかったから、もっと食べたい」と言うのです。

 

おうちでは、全然野菜を食べないのに、保育園の屋上で自分で収穫した野菜なら、バクバク食べるという、保育園の子どもたちと同じですね。(笑)

 

人が変わるには、何か特別な出来事は必要ありません。自分の意志で主体的に物事に取り組んだときに、気持ちや行動に変化が生じるのです。まさに、「キャンプ1回で子どもは変わる」のです。

 

もちろん、キャンプに限ったことではありません。コロナ禍で多くの体験が失われましたが、今年度はあらためて、体験活動のすばらしさを感じる機会が増えそうですね。保育園ホワイトきゃんばすも、まもなくサマーキャンプです。年長園児が、また一つ大きくなる姿が楽しみです。