梅の魅力を届ける

連休は、海やプールに行ったりと、アクティブな子どもたちの報告がありました。連絡ノートには、金曜日のナイトツアーの「ホタルに感動した!」というコメントも目立ちました。今日の寺子屋は、ホタルの成虫と幼虫の写真を見ながら勉強です。ホタルは1週間ぐらいで死んでしまうことや、午後8時に光のピークになることは、ナイトツアー知識で子どもたちは覚えていました。新たに「成虫になったホタルは、何も食べないで水だけしか飲まない」ことを学びます。

 

さて、今日は梅酒の話です。昨日までの「おやじ旅」で、紀州路を列車で走ったのですが、梅の木と梅干工場を車窓から見ていました。昼食は、鯨の竜田揚げを食べながら梅酒を飲みました。もちろん、その梅酒には「梅」が入っています。これが、梅酒の定番中の定番スタイルです。

 

これを覆したのが、2016年に発売された「ザ・チョーヤ」です。2020年には、初年度の5倍を売り上げ、その後も順調に売上を伸ばしているそうです。

 

チョーヤ梅酒では元々、酸味料や香料など添加物を一切使わず、梅の実と糖類と酒類だけを漬け込んだ完全無添加商品をつくってきました。そこで、数あるタンクで熟成梅酒をブレンドし「甘すぎず、かつ香りを引き立てた本格焼酎」を生み出したのです。ボトルには、あえて梅の実を入れず、リキュールとして楽しめるようにしたのです。

 

私は、最初「会社名が商品名だなんて・・・どうかな?」と思ったものです。しかし、自分で様々な飲み方が選べることや、おしゃれなイメージがブランド力を高めたのです。最後に梅の実を食べるというのは、おやじのイメージですが、「ザ・チョーヤ」は、完全に女性に支持されたのです。

 

今では、梅のシロップを使うノンアルコール品も市場に登場し、梅=梅干し=高齢者というイメージを完全に覆したのです。

 

世の女性たちが「梅の魅力」を広めてくれたようですね。やっぱり、ヒット商品を支えるのは女性ですね。昭和おやじは、引っ込んでおきます。(笑)