高校生がアプリ起業

昨日の寺子屋で、毎年恒例の「ハロウィーンツリー」を完成させました。ハロウィーンが終わると、そのままクリスマスツリーに変身します。もちろん、世の中にはハロウィーンツリーは存在しませんので、世界でただ一つだけのツリーが、ホワイトきゃんばす入口を賑わせています。教室内もジャックオランタンがにらみをきかせ、保育園にある仮想の衣装を子どもたちに開放します。朝から、エルサ・白雪姫などのお姫様や、カボチャ君、ピエロ、チアダンス衣装、魔女、海賊、マスクマン等々、仮装した子どもたちのかわいい姿でいっぱいです。

 

ハロウィーンパレードは、まだまだ先の10月31日ですが、園児の中には「私は、ハロウィーンパレードで○○になるの・・・」と準備が進んでいる子もいるようです。その前に、運動会が10月21日にあります。今日は、運動会で披露するダンスの練習が始まりました。寺子屋園児は、残暑の中、西文ひろばグランドで、30メートル走・サーキットレース・紅白対抗リレーの練習を行い、ライバル心で、火花バチバチで頑張っています。

 

さて、一般的に、日本は諸外国に比べ、企業への意識が低いとされています。経済産業省の資料によると、新規参入の割合を示す「開業率」は、近年4~5%台で推移し、10%前後の欧米先進国に大きく水をあけられています。

 

そんな中、8月下旬に金沢市で「高校生のためのアプリ開発サマースクール」が行われたそうです。高校2年の川本れんさんは、「手ぶらで旅行ができたらどんなに楽か。外国人観光客にも使ってもらいたい」と考え「旅先で必要なものをレンタルできるアプリ」を考えます。

 

スーツや洋服、洗面用具などすべてレンタル可能にすることで、旅行中の負担軽減につなげます。外国人観光客を意識し、アプリ画面のトップページには桜の花びらなどを施し、日本らしさをアピールします。覚えやすく愛着を持ってもらえそうと、アプリの名前は、「旅」と「借りる」を合わせ「たびかり」としました。川本さんは、どんなレンタル品の需要が高いか、市場調査をしていくと、意欲を見せます。

 

もちろん、アプリ開発サマースクールでは、単にアプリを作るだけでなく、収益につなげるコツも教えます。講師は、「自分の住む地域にどんな課題があり、どう解決につなげ、ビジネス化できるか。身近なところから発想力を磨き、起業家を目指してほしい」とエールを送ります。

 

私が、高校生の頃には、「起業する」という発想は、これっぽっちもありませんでした。現代の若者は、例え、すぐに起業に結びつかなくても、起業を考えることで得られる知識や経験は、民間企業に就職しても、公務員になっても、必ず役に立ちます。

 

自分をモノゴトの真ん中において、真剣に起業を考える若者が一人でも多く誕生してもらいたいですね。そのためには、「失敗を恐れるな!」と、私たち大人は、若者に言い続けることですね。