「ルビ」が可能性を広げる

今日は、早朝から熱くなりましたか。イングランドに負けてしまいましたが、予選リーグはあと2試合あります。野球もバスケットボールも、逆境に立たされた日本代表の底力を見せてくれたので、ラグビーもその流れを信じて、応援したいですね。

 

さて、この夏「ルビ財団」という一風変わった団体が活動を始めました。出版物やウェブサイト、街の看板や標識の漢字にもっとふりがな=ルビを振って「ルビフルな社会」を目指すのが目的だそうです。

 

設立者の松本さんは、オンライン証券大手、マネックスグループの会長ですが、「娘2人を育てながら、ルビがあればなぁ~と思うことが多かったんです。子どもには積極的に本を与えてきたけど、漢字にルビが振られていないと内容が良くても、渡すのを躊躇してしまう。長女は小学校高学年になり、少し背伸びした本に手を伸ばし始めたが、漢字のハードルは高かった」と言います。

 

子どもが、自分から興味を持ったのに、「漢字が読めない」がネックになって途中で諦めてしまうことが多いといいます。多くの親が、そんな経験があるようです。

 

実は、戦前の出版物では、総ルビが当たり前だったそうです。戦後、徐々に廃れていったそうです。

 

アルファベットを使う国では。子どもは大人向けの本であっても、とりあえず読むことができるので、背伸びして大人の世界を垣間見ることができます。しかし、日本では漢字がある程度読めないと、それができません。そう考えると、ルビを復活させることで、その壁をなくすことができるのです。また、最近は外国にルーツを持つ子どもたちが増えています。親が、日本語や漢字が苦手だと、子どもの日本語能力にも影響し、それが進学や就職における不利、もっと言えば、社会的排除にまでつながってしまうケースもあるようです。障害で漢字を読むのに苦労している人もいます。

 

こう考えると、子どもだけでなく大人にとっても、漢字が読めるか読めないかは様々な人の人生の選択肢に関わる「人権問題」でもあると言えます。

 

ルビ団体が目指すのは、より多くの人が「よめる」「わかる」ことで、自らの可能性を広げられる社会です。

 

ホワイトきゃんばすの卒園式では「園長の手紙」を子どもたちに渡しますが、もちろん総ルビの手紙です。卒園児が、自分で読めえるようにしています。

 

最後に、①「些か」(ほんの少しという意味)②「喧しく」(やかましいという意味)③「乃至」(あるいは・またはという意味)の3つ・・・読めますか?

 

①いささか ②かまびすしく ③ないし と読みます。はい。私は1つも読めませんでした。(笑)