ラグビーは社会の縮図

今日は、サツマイモ掘りをしました。5月に子どもたちが植えた、サツマイモの苗が夏を過ぎて大きなお芋になりました。子どもたちの力で、茎を引っ張るのですが、なかなか手ごわいサツマイモです。先生がスコップでまわりを掘りながら、たくさんのサツマイモを収穫しました。

 

土の中からは、サツマイモだけでなく、イモムシ(蛾の幼虫)やコガネムシの幼虫も出てきます。サナギも見つかりました。虫好きの子どもたちは、手のひらに幼虫をのせて、大騒ぎです。こんなワイルドな園児が多いのも、ふだんからどろんこや野草の中で遊んでいるからです。たくましい限りです。(笑)

 

さて、ラグビーワールドカップの報道が注目されていますね。イングランドに負けても、ただ前を向く日本代表が力強く感じます。そして、試合の解説人のなかで、一番核心を突いたコメントを発していたのが、あの五郎丸歩さんです。彼は、21世紀の日本で、最初のラグビーブームが起きた時に、その火付け役として多忙を極めました。当時は、テレビを付ければ五郎丸選手が登場し、全国の子どもたちが、ゴールキックの際の忍者のようなフォームを真似される時の人でした。

 

彼は、当時をこう振り返ります。「嫌でしたよ。昔からラグビーをしている自分としては、大きな偉業を成し遂げたのに、何でひとりにフォーカスされなくちゃけないんだろうと。まぁ、ラグビーを知らない人ばっかりだらそうなるよね・・・という風にマインドを切り替えるまでは、きつかったですね」

 

あの南アフリカ代表からの歴史的勝利を挙げた直後には「ラグビーが注目されている今だからこそ日本代表にいる外国人選手にもスポットを。彼らは母国の代表より日本を選び、日本のために戦っている最高の仲間だ。国籍は違うが日本を背負っている。これがラグビーだ」とメッセージを発信しています。

 

そして、ラグビーを一言で表すなら、あの頃も8年が経ったいまも、答えに迷いはなく「多様性です」と五郎丸さんは言い切ります。

 

日本代表では、メンバーの人種、国籍に「多様性」があることは、様々なところで報道され、見る方の私たちも、全く違和感がありません。さらに、多様性を追求すると、15人の選手のポジションがそれを表しています。

 

力自慢のフォワード・キックの名手・パスの名手・いだてんのように走るウイング・・・など、様々な個性が力を合わせているのです。五郎丸さんは「トライの30秒前くらい

から巻き戻して見るのが、一番、面白い。あそこに、ラグビーの本質があると思っているんですよ。こいつのこの動きがあったから、トライがとれたんだな・・・とか、スポットが当たる人間も当たらない人間もいるけど、皆がチームのためにやっている。社会の縮図だと思います」と言います。

 

そして、「これからのラグビーは、監督やコーチの言うことを聞き入れるだけでなく、自分の意志を持ってアクションし、それに責任をもったり、議論したりする人間が増えていかないといけない」とも言います。

 

まさに、社会で、私たちが生きていく上で、何ら変わりがない気がしますね。

 

「社会の縮図」と表現しましたが、現実の社会も、なかなか思い通りにいかないことばかりです。今回の日本代表の目標は、明確に「優勝」を掲げています。その通りに行かなかったら、きちんと修正して、明日の日本代表への礎になればいいのです。