秋分の日に「敬老の日」の話

今日は秋分の日ですね。「何で土曜日に祝日なの?1日損した!」と思っている人が多いのかと思いますが、秋分の日は、毎年9月22日から23日のうちの一日と定められています。国立天文台が作成する、暦の年表によって決まるそうです。昼と夜の時間が一致するのが秋分の日と思っていましたが、実際は、昼の時間が少しだけ長いそうです。ちなみに、来年は9月22日の日曜日ですので、23日が振替休日になりますね。

 

さて、9月は祝日が多いですが、今週月曜の祝日は、「敬老の日」です。ハッピーマンデーの導入で、敬老の日は9月の第三月曜日に決まったので、日にちは毎年違ってきます。もともと、敬老の日は9月15日でした。その理由は、大きく二つの説があるようです。

 

 

一つは、今から約1400年前、聖徳太子が大阪の四天王寺を建てた時に、悲田院という、今で言う老人ホームのような施設を作ったと言われています。それが、9月15日だったという説です。

 

もう一つは昔話です。昔、美濃の国にお酒好きのおじいさんと親思いの息子が住んでいました。家が貧乏なので大好きなお酒を飲ませてあげることができません。木こりをしていた息子はあるとき足を滑らせて谷間に落ちてしまいました。そこで、お酒の流れる滝があるのを見つけたのです。息子は喜んでその酒を持ち帰り、おじいさんに飲ませてあげました。後に、その話を聞いた元正天皇がその「養老の滝」を訪れ、元号を養老と改めたのです。このことから、日本中の地域で9月の半ば(15日)にお年寄りを招いて敬老会を開くことになったそうです。

 

どの地域でも、お年寄りが一生懸命働いてくださったおかげで、今の私たちが豊かな生活を送ることができていると思いたいですね。

 

でも、これからの時代は、80歳くらいまで仕事を続けるようになっていくのでしょう。敬老の日に、仕事をリタイアしているお年寄りは、今までよりも高齢化しています。やっぱり、健康的に年齢を重ねることが大切と言えるのです。

 

はい。おやじ園長の私に言っていることです。(笑)