苦手に挑戦で脳が再成長

5月に年長園児11名を連れて、埼玉県警交通機動隊の白バイのデモンストレーションに参加させていただきました。ジグザグ走行など迫力のある白バイ走行に、子どもたちは大興奮したのです。その埼玉県警白バイチームが、「第53回全国白バイ安全運転競技大会」で団体優勝を果たしたそうです。「バランス走行」や、タイヤなどの障害物を乗り越える「トライアル走行」、雨でぬかるむ「オフロード走行」を競う内容を見事トップクリアです。「優勝におごらず、誰よりも安全運転を心がける」「悲惨な事故を防げるよう今後も努力を続ける」と優勝メンバーは語ります。何だか、誇らしい気持ちですね。

 

さて、今日は「脳」の話です。「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」の著者、加藤俊徳医師は、「中高年世代の物忘れや記憶力の低下は、ほとんどの場合、加齢による老化というよりも、脳の偏った使い方が原因」と言います。えっ!加齢じゃないの?と思ったあなた。どうやら、他の要因もあるようです。

 

その理由を加藤医師はこう解説します。「長年、同じ仕事を続けてきたことで蓄積された思考パターンや行動パターンが「マンネリ化」と脳が意識してしまい、体のひずみになって現れます。それが、50代です。50歳前後は、自分の体を振り返る年齢なのです。肉体労働をしてきた人が腰痛に悩み始めるのも50歳前後。パソコンの仕事をしてきた人が、目や肩、首の疲れが抜けなくなるのもこの年齢です」

 

どうですか。確かに、この考え・・・当てはまることが多いですね。私も、「保育園が開園した頃には、こんなことは簡単にできたのに!」と思うことが毎年増えています。これは、加齢によることだから、仕方ないと思っていましたが、「脳のマンネリ」が引き起こしているというのです。

 

では、「脳のマンネリ」を防ぐには、どうすればいいのか。それは、今まで苦手だと思っていたことに、あえて挑戦することだそうです。水泳が苦手だったら、まずは、室内プールに通って、ウオーキングから始める。とか、「マッチョな体系」など興味がなかったけど、健康のためにジムに通ってみる。また、苦手な英語に挑戦する。料理なんか作ったことがないパパが日曜日の晩ごはん一食だけを担当するなど・・・人には苦手なことが山ほどあるものです。

 

こうすることで、「おい!いつもと違うぞ。いったい何が起こっているんだ!」と、脳が思って、新しい部分が活発に動くようになるのです。

 

「やればできる!」と自分に言い聞かせながら、1つだけでも「苦手」に挑戦してみませんか。