開けて楽しいクッキー缶

今日の寺子屋は、「カブトムシの幼虫観察」です。8月に生まれた幼虫が、どこまで大きくなっているか。衣装ケースに腐葉土を入れて飼っていましたが、腐葉土の入れ替え作業をしながら、幼虫観察です。たくさんの糞とともに、約7センチ、太さはちくわぐらいにまで成長した幼虫が、ゴロゴロ出てきました。全部で15匹です。7月にサナギからカブトムシになるところを観察しましたが、久しぶりのまん丸幼虫に、半分の園児が腰を引きます。しかし、半分は、何のためらいもなく触りまくっています。腐葉土を新しくして、土の上に幼虫を置くと、するすると土の中にもぐっていきます。 ということで、ちょっぴりゲロゲロの観察会となりました。

 

さて、今クッキー缶ブームだそうです。昭和世代の私にとって、クッキー缶と言えば「泉屋のクッキー」がすぐに思い浮かびます。昭和27年に創業し、日本で最初にクッキーを販売した泉屋東京店では、創業当初からクッキー缶を取り扱っています。あのシンボルマークの「浮き輪」は、「母が子を守る」「人の輪」を意味しているそうですが、今でも泉屋の象徴ですね。

 

実は、現在のクッキー缶ブームは1970年代に続き2度目だそうです。以前は、贈答用に大きなものが喜ばれたのですが、現在は自分用やちょっとした手土産に向く小さめサイズが主流だそうです。百貨店のデバ地下スイーツコーナーには、クッキー缶を扱うブランドが増えています。クッキーに特化した催事を開く百貨店もあるそうです。それだけ、集客が見込めるマーケットのようです。

 

クッキー缶の楽しみは食べ終わった後にも続きます。カード入れやそのままインテリアに活用されたり、円形の缶は多肉植物の寄せ植えの鉢にしたり、六角形の缶を置き時計にリメイクしたりして楽しむ個性派が増えているようです。保育園の卒園児の一人は、クッキー缶を「宝物入れ」として活用しています。卒園式での「園長からの手紙」も、その缶に入っているとのことです。また、メルカリでは、「お古」のクッキー缶が、高額で取引されているようで、今年の取引は、3年前の2倍だそうです。

 

スイーツは、ご飯やパンなどの主食ではないので、食べなくても人は生きていけますが、スイーツを口にすると、「幸せな気持ち」になります。これが、心を落ち着かせたり、また明日がんばろう!という気持ちになるのです。人生には欠かせないものですね。

 

クッキー缶は、缶のデザインを楽しむのもいいですし、「中にどんなクッキーが入っているのだろうと蓋を開けたときにも驚きや喜びがあります。ベタな言い方ですが、幸せを引き起こす要素がたくさん詰まっているのかもしれませんね。

 

みなさんのおうちにも、お菓子の缶がどこかにあるんじゃないですか。今日おうちに帰ったら、缶が醸す懐かしさを楽しんでみませんか。