平安時代のリアル

今日は、小学生と年長園児を連れて、近くの公園のアスレチックコーナーで遊びました。年長女の子は、あまり運動が得意ではないのですが、高いところまで登ったり、ターザンロープにチャレンジしたり、最後は「楽しかった!」とチャレンジ成功です。

 

さて、今年の大河ドラマは、平安時代に活躍した紫式部が主人公です。きらびやかな衣装を身に付けて、さぞ華やかな映像になるかと思いきや、いきなり、安倍晴明が出てきて、迷信を信じる人々が描かれていました。

 

どうも、テレビに出てくる平安時代の描き方は、リアル平安時代ではない部分が多いようです。「平安 もの こと ひと辞典」の著者、砂崎良さんによると、平安女性は、何かと「隠す」話が出てきます。牛車の乗り降りで姿が見えないように隠れるとか、部屋にいても顔を見られないように扇子などで隠すとかです。

 

女性が人に姿を見せないなんて、現代の日本では想像しにくいですが、中東圏では、よく似たことを今でも普通にやっている国がありますね。宗教的なこともありますが、中東圏の場合は歴史的に治安が悪かったので、女性は狙われるから奥に隠れていなさいということだそうです。

 

平安時代も、同じように危険だからです。当時は警察もなければ消防もない。それこそ、貴族のお姫様が、男に目をつけられてさらわれて地方に連れていかれてしまっても、「親は泣き暮らしました」で、話は終わってしまうのです。また、同じくらい恐れられていたのが、魔物だそうです。こんな美しいお嬢さん、魔物が見たら魅入られてしまう。「隠せ・・・」となったようです。

 

もう一つ、平安時代は食べるということが、非常に下品だと考えられていたようで、言葉は悪いですが、排泄行為のようなものだと思われていたようです。しかし、不思議なことにお化粧は怠らず、男性も化粧をするのが当たり前だったようです。つまり、見せちゃいけないけど、万が一見えたときには恥ずかしくない姿、というのが基本だったのです。

 

また、テレビなどで出てくる十二単(じゅうにひとえ)は、あくまでも儀式装束で、生活するための服とは違います。平安時代の服はすべて女房の手作りで、洗濯もしないので、きらびやかな日常ではなかったことだけは、間違いなさそうです。

 

さて、大河ドラマでは、この平安時代がどう描かれるのか楽しみですね。紫式部が顔を隠すことだけは、決してないと思いますが。(笑)