女性と社会の変化

屋上遊びでは、ドッジボールブームが続いていますが、小学生になっても休み時間には、よく遊ぶスポーツですので、園長は、熱く指導しています。といっても、保育園児のドッジボールですので、逃げ回っている子がほとんどです。きちんとボールをキャッチできる園児は、年長男子の一部だけです。しかし、今日は女子が初めて、男子が投げるボールをキャッチすることができました。試合を中断して、皆で「拍手!」です。こうして、自信を持って、さらに上達していくのです。

 

さて、明日3月8日は「国際女性デー」ですので、ここ、ざっと30年の、女性と社会の変化について、考えたいと思います。かなり深いテーマです。そして、男性である私の話ですので、女性が読むと「ちょっと違う」があるかもしれませんが、おつきあいください。

 

1996年に「インスタントラーメン離婚」が話題になったのを知っていますか。午後10時過ぎに、残業を終えて帰宅した会社員の女性(29歳)は、先に帰宅していた夫から「ラーメン作れ!」と言われ、口を一文字に結んだまま、買い置きのインスタントラーメンを一人分作って、どん、とテーブルの上に置いたのです。そして、「こんなことぐらい、やってくれて当然だ」と思っていた夫に、離婚届が付きつけられるのです。今の時代なら、「モラハラ夫」として、バッシングを浴びるのでしょうが、約30年前では、「インスタントラーメン離婚」という名前まで付くような事件となったのです。そして、この話題以降、「女性の生き方」が語られるようになったのです。今までは、働く女性は少数派で、結婚・出産で寿退社という路線が当たり前の選択肢だったからです。

 

そして、2000年代に入ると、女性の未婚率が上がり始めます。同時に、共働き世帯数が、専業主婦世帯数を上回り、その差がますます広がり、女性が働くことが当たり前になっていきます。

 

そうなると、「働く女性の出産」「働く女性の子育て」「専業主婦VS働くママ」といった、出産や子育てが、仕事をする女性に与える影響が大きく取り上げられます。まだ、保育園の数も今のように多くなかったので、仕事は続けたいけど、会社を辞めざるを得ない女性が出てきます。その後、「35歳以上の出産」など、働く女性に対して、「キャリアか子どもか」という二者択一が迫られるようなるのです。

 

今では、女性の第一子の平均出産年齢は30歳を超えていますが、つい、20年前までは、キャリアのために子どもを諦めるとか、育休が認められないとか、高齢出産で参観日におばあちゃんと間違えられることに怯えるといった、ウソのような本当の話もありました。働く女性の多くが、周囲の心無い言葉や対応に傷ついていました。

 

私が、新入社員研修を受けた時の話です。本社人事部に女性の課長がいました。独身だったので、「○○課長はオールドミスだ!」なんて、私は心無い発言をしていました。私は、1987年入社ですが、この時は、誰一人「おまえ!なんてこと言うんだ!言葉を慎め!」と私を説教する人がいませんでした。私の心ない発言で、女性課長の心に大きな傷を負わせてしまったのです。「白石課長・・・本当に申し訳ございませんでした」

 

ここまで、まだ2000年に入ったばかりです。この後も女性と社会はどんどん変化していきます。つづきは、「国際女性デー」のあした・・・